拡大する写真・図版緊急事態宣言が解除された翌日の東京・渋谷。多くの人が行き交っていた=2020年5月26日、東京都渋谷区、藤原伸雄撮影

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 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除され、街に人が戻ってきた。不要不急の外出を控えるよう言われる中、不急の通院は控えてきたが、「いつになったらクリニックに行っていいのか」が我が家で話題になった。以前取材した皮膚科の医師に聞くと、コロナ対策で皮膚のトラブルを起こし、通院が必要な患者も少なくないという。「不急」と「必要」の分かれ目は、どこにあるのか。

 「一時期は減った患者さんが、今週になって状況が変わってきた」。ひふのクリニック人形町(東京都中央区)の院長、上出良一さんはこう話す。国内で感染者が急増した春先は、普段に比べて4割ほど患者が減った。ただ、5月中旬に一部の地域で緊急事態宣言が解除されると、じょじょに来院者が増え始めたという。ただ、中には「今でなくても……」という相談もあるという。

 では、どういうケースなら受診しても問題なく、どういうケースではまだ控えた方がいいのか。

拡大する写真・図版新型コロナウイルスの感染予防のため「完全予約制」にし、来院者を減らして診察する個人医院(記事に登場する診療所とは関係ありません)=大阪市

 上出さんは、緊急事態宣言が解除されたとはいえ、「新しい生活様式」が求められるこの時期の受診は「『urgent』なものと、継続的な治療が必要な方に限っていただきたい」と言う。urgentとは、「命にはかかわらないが、どうしてもつらいので診てもらいたい場合」だという。

 例えば、つらい化膿(かのう)や帯状疱疹(ほうしん)、やけどなどが当てはまる。また、いったん治療を中止することによって、症状が再び出てしまう可能性の高いアトピー性皮膚炎や子どもの乾皮症、乾癬(かんせん)、じんましんといった場合も、通院を続けた方がいいという。

コロナ対策ゆえのトラブルも

 新型コロナ対策が原因で、皮膚のトラブルに悩む人も出ているようだ。「感染予防のために手洗いやアルコール消毒をする時間や回数が増えることで、手が荒れてしまった方もいる」と上出さんは言う。手の皮脂が落ちて乾燥し、肌がぼろぼろになると傷口にウイルスが残るおそれもあるため、こうしたケースであれば治療を優先した方がいい。

 また、テレワークにも思わぬ落とし穴があるという。慣れない働き方でのストレスや、自宅ゆえについついお菓子に手を伸ばしてしまうことで、肌荒れやにきびが目立つようになった人もいるとのこと。こうしたケースも不急ではなく、受診しても問題ないという。その際には事前に電話を入れたり、自宅で検温したりしてから通院するのが望ましい。

 一方、不急のため、まだ通院は…

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