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 第1次大戦当時、板東俘虜(ふりょ)収容所(現在の徳島県鳴門市大麻町)で過ごしたドイツ人捕虜が書き写したとみられる楽譜が、和歌山県立図書館(和歌山市西高松1丁目)が保管する資料の中から見つかった。フランツ・リストの交響詩「フン族の戦い」のパート譜で、一部には収容所内の楽団で活動した捕虜のサインが添えられていた。捕虜直筆の楽譜の発見は極めて珍しいという。

 同収容所は捕虜を人道的に扱ったことで知られ、捕虜の楽団がベートーベンの「第九」をアジアで初めて演奏するなど音楽活動も活発だった。

 楽譜は、西洋音楽に造詣(ぞうけい)の深かった紀州徳川家16代当主の徳川頼貞(1892~1954)が収集した約2万点の資料「南葵(なんき)音楽文庫」(読売日本交響楽団所有)の中にあり、寄託を受けた同図書館で資料の研究を委託されている研究員が発見した。

 研究員の近藤秀樹さんによると…

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