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 27日の米ニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大で止まっていた米経済が動き出すことへの期待感から、主要企業でつくるダウ工業株平均が大幅続伸し、前日比553・16ドル(2・21%)高い2万5548・27ドルで終えた。終値で2万5000ドルの節目を回復したのは3月10日以来、ほぼ2カ月半ぶり。

 ダウ平均は前日も大幅上昇しており、2日間での上げ幅は計1080ドルを超えた。ハイテク株が多いナスダック市場の総合指数も続伸。同72・14ポイント(0・77%)高い9412・36で引けた。

 経済再開に向けた動きが全米に広がる中、住宅ローンの申込件数や住宅販売などの経済指標が市場予想を上回る勢いで回復。米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が27日、新型コロナウイルス感染の「第2波」について回避可能との見通しを示したことも、市場心理を改善させた。

 JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど景気動向に敏感な銀行株が大きく買われた。航空機ボーイングや航空会社、小売りなど、経済再開が追い風となる業種を中心に買い戻しの動きが広がった。

 28日の東京株式市場も続伸して始まり、日経平均株価は一時、前日終値より470円あまり高い2万1800円台後半まで上げた。経済活動再開への期待感が高まる米国市場の流れを引き継いだほか、政府が27日にまとめた今年度第2次補正予算案なども好感されている。(ワシントン=江渕崇、渡辺淳基