拡大する写真・図版ビクトル・ユゴー原作の作品を演じる「グランテアトル」の劇団員=同劇団提供

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 欧州各国で新型コロナウイルスの影響を受けた文化・芸術活動に対し、政府が手厚い支援をしている。観光客を呼び込み、雇用も支える一大産業を守らなければ、今後の経済に大きな打撃があることも背景にある。

 フランスでは文化・芸術関連の雇用は130万人に及ぶ。映画や演劇といった関連の経済効果は445億ユーロ(約5兆2千億円)に上る。行動規制の緩和が始まっているが、映画館や劇場は閉鎖されたままで、関係者の苦境は続く。

 「支援がなければ劇団は立ちゆかなかった」

 パリ郊外が拠点の劇団「グランテアトル」を営むエルザ・ロビンヌさん(36)は安堵(あんど)する。3月14日のパリ公演を最後にその後の日程がすべてキャンセル。フランス各地の劇場や学校、海外での公演も予定していたが、10月までの予定は白紙になった。団員は18人の小所帯。ロビンヌさんも含め、最後の公演に出演した俳優はその後みな感染した。劇団は存続の危機に直面していた。

拡大する写真・図版「黒猫!」と題された作品を演じる「グランテアトル」の劇団員=同劇団提供

 だが、仏政府は今月、芸術分野で働く人への救済策を発表。ロビンヌさんは1日50ユーロ(約5900円)の手当を来夏まで受け取れる見通しになったという。

 ロビンヌさんのように、不定期…

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