イランで「第2波」ともいえる新型コロナウイルス流行が起きている。4月に経済活動や移動の制限を緩め始めてから1カ月余り、一時は800人程度まで減った1日あたりの新規感染者数は3倍近くに増えている。
イランは中国に続いて早い段階で感染者が急増した国の一つ。25日までの累計感染者は13万5701人で世界で11番目に多い。3月5日に事実上のロックダウン(都市封鎖)を始めた結果、1日3千人を超えていた新規感染者は3月末をピークに減り始め、5月2日には802人と最少を記録した。
経済への悪影響を看過できなくなったロハニ政権が段階的な制限緩和にかじを切ったのは4月11日。すると新規感染者は今月21日に2392人に達し、おおむね2千人を超える水準まで戻ってしまった。
一方、1日あたりの死者数は…

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