新型コロナウイルス感染拡大の影響であらゆるスポーツが止まった。スポーツには必須ともいえる応援も止まった。そんななか、応援マーチ作曲家でもある弁護士の中谷寛也さん(41)が、動画投稿サイト「ユーチューブ」で応援曲の演奏動画を次々と公開している。
現在公開中なのは、自ら手がけた慶大や社会人野球の強豪、JX―ENEOSなどの応援マーチのほか、東京六大学の各校歌を含めて50曲あまり。「自分で作って、現役で使われている曲は全部演奏したいですね」。4月末から愛用の電子ピアノに向かい、1日1曲のペースで追加している。
中谷さんは慶大の応援指導部時代に、多くの応援曲をつくった。攻撃開始時の「シリウス」、チャンス時のつなぎ「アラビアンコネクション」など、神宮球場でおなじみの曲も多い。大学を卒業後、弁護士になってからも「応援」は大事なライフワーク。慶応高(神奈川)が2008年夏の第90回全国高校野球選手権大会に46年ぶりの出場を果たした時は、慶応高限定の応援曲「烈火」を作曲した。
去年までの今頃は、横浜スタ…