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 関東や北海道に比べて一足早く、21日に新型コロナウイルスに対応するための緊急事態宣言が解除された大阪府と京都府、兵庫県。1カ月半近くに及ぶ外出や営業の自粛がようやく終わり、少しずつ、街や行楽地に笑顔が戻り始めている。感染に注意しながら過ごす「新たな日常」が始まった。

 大阪市中央区の居酒屋「二刀流武蔵」では希望者にフェースシールドを貸し出している。新型コロナウイルスの影響で売り上げは7割減ったが、今しかできない飲み会を提案したいと、経営する三山哲緒さんが企画した。常連の鮫島永都さんはストローでビールを飲み「マスクより息苦しくない」と仲間と久々の宴席を楽しんでいた。

 同区の「占いの城 ぴかれすく」では、客と占師の間にアクリル板を設置した。女性客を占っていた一条珠里亜さん(左)は「みんなの気持ちが沈んでいる時だからこそ、占いを通じて元気づけられれば」

 大阪府への緊急事態宣言発令前の4月2日から自主休業し、49日ぶりに営業を再開した和割烹「法善寺浅草」では、常連客の落語家桂福団治さん(79)と店主の辻宏弥さん(42)が2カ月ぶりの再会を喜んだ。  辻さんは「「この約1カ月半、お客さんから『やってる?』『いこか?』と何度も励ましの電話をいただきました。その声に恩返しできるよう、これからがんばっていきます」と話した。