京アニへ地図を見ずに向かった容疑者 重なる聖地ルート

有料記事京アニ放火

[PR]

 36人が亡くなった京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件。数万円の現金を手に、さいたま市の自宅を出た青葉真司容疑者(42)は、事件までの4日間を京都府内で過ごした。

「関東の人がなぜ道を知っていたのか…」

 JR京都駅にほど近い雑居ビル2階のインターネットカフェ。昨年7月16日午前10時半ごろ、リュックを背負い、赤いTシャツを着た眼鏡の男が入店した。会員登録で身分証の提示を求められると、ためらわずに運転免許証を差し出した。

 「氏名 青葉真司」

 パソコンを使え、横にもなれる個室タイプの席を選んだ。オープンスペースにあるドリンクバーなども利用し、約2時間後に店を出た。店長が対応したが「特に不審な点はなかった」。

足取りから見えてきた青葉容疑者の計画

土地勘がないはずの京都を地図も確認せず歩く青葉容疑者。足取りを追うと見えてきたルートがありました。青葉容疑者は、なぜこの道を通ったのか。

 青葉真司容疑者(42)は前…

この記事は有料記事です。残り956文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません