海響館、休館を延長 対岸の北九州「第2波」懸念
井石栄司
北九州市と関門海峡を挟んで対岸に位置する山口県下関市は28日、6月1日からの再開を決めていた市立水族館「海響館(かいきょうかん)」について、6月18日まで休館を延長すると発表した。北九州市で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを受けて一転、方針転換した。
北九州市とは1日1万人近くの往来がある。海響館は年間60万人近くが訪れる人気の観光施設で、8割が市外からの来場者。北九州市からの利用も多い。
記者会見した前田晋太郎・下関市長は「隣町である下関市としても対岸の火事ではなく、危険が迫ってきているとの強い認識を持っている」と話した。(井石栄司)
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