東京の武蔵野中央病院、9人感染 クラスターが発生か
武蔵野中央病院(東京都小金井市)は28日、看護師ら病院職員4人と患者5人の計9人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。他にも10人の入院患者が発熱などの症状を訴えており、PCR検査を受けて結果待ちだという。5人以上の感染者が出るクラスター(感染者集団)が発生した可能性がある。
病院によると、5月21日夜、精神科閉鎖病棟の職員1人がコロナ感染症と診断された。この病棟には計62人の患者が入院しており、このうち発熱があった16人がPCR検査を受けた。
このほか、同じ病棟にいた看護師ら病院職員の計4人についても、濃厚接触者として検査するか検討している。病院は感染拡大防止のため、現在は外来初診を取りやめたり、精神科・内科新規入院の受け入れやリハビリを中止したりしている。牧野英一郎院長は、「患者の皆様、ご家族の皆様。地域の皆様、関係者の皆様には大変ご心配をおかけいたしまして申し訳ございません」とコメントを出した。厚生労働省のクラスター班は都の要請に応じ、病院の調査に入った。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

新型コロナウイルス最新情報
最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]