高校球児へ「むしろ役立つ」 関大野球部からエール続々
関大野球部が同部のブログやインスタグラムで、全国の高校球児へのメッセージ投稿を始めた。高校時代の経験や、その後の人生に生きていることなどを語っている。1日1本で、今月31日まで全8本を予定している。
同大広報課によると、新型コロナウイルスで活動自粛が続く中、野球部としてできることはないか主将の吉川周佑(4年、土佐)を中心に部員間で話し合い、SNSの活用を決めたという。4月には全国の小中高生向けの「オンライン野球教室」を発信。その後も影響を受けた本や映画、歌詞や大切にしている言葉、座右の銘などを紹介してきた。応援メッセージは今月20日に第102回全国高校野球選手権の中止が決まったことを受け、緊急企画として始めたという。
28日は内野手の藤崎悠(3年、崇徳)が登場。「今回のこの現実を受け入れるというのは、とても苦しいことだと思います。(中略)高校野球を通じて培ってきたものは大人になっても決して無駄ではなく、むしろ生きていく上で大いに役立つものだと思います」などと呼びかけた。
関大が所属する関西学生野球連盟でもSNSでリレー動画を公開。テーマは「おうち時間」で、手洗いや食事、趣味の紹介などバリエーション豊かだ。「連盟としても6大学を紹介できればと思った」と辻村祐人学生委員長。春季リーグは延期したままだが、各大学とも積極的に発信している。(大坂尚子)
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