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 陸上男子短距離の飯塚翔太(ミズノ)が28日、この日から使用が解禁となったナショナルトレーニングセンター(NTC、東京都北区)の陸上競技場で初練習し、オンラインで感想を語った。飯塚は「タータン(トラックの舗装)の匂いや感触が懐かしかった。初めてプールに入った子どものように、『やった!』という気持ちになった」と話した。

 緊急事態宣言下では部屋の中でのスクワットや、夜遅く人のいない環境でジョギングをしたり階段を上り下りしたりしていた、という。「自粛期間で走れることのありがたさを感じた。ビデオで自分の走りを見て試合勘を失わないようにするなど、走れなくてもやれることはあると感じた」

 飯塚自身、けがをしていた時期を除き、こんなに長い期間練習できなかったことはなかったという。「練習を再開し、足の感触が全然違った。戻すのにどれくらいかかるか分からないが、夏に向けて徐々にスピードを上げていくことになる」

 様々なスポーツイベントが中止になる中、「またお客さんが競技場に足を運びたいと思うようなパフォーマンスをしていきたい」と誓う飯塚。全国高校総体が中止になってしまった高校生に対しても「自分の高校時代はインターハイがすべてだった。今の高校生の選手たちに何かしてあげたい気持ちがあります」と語った。