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 美術館に入ろうとする猫と、防ごうとする警備員のやりとりで話題になる尾道市立美術館(広島県)。新型コロナウイルスの影響による休館を経て、約2カ月ぶりに黒猫「ケンちゃん」と警備員が再会しました。

 5月24日、尾道市立美術館のツイッターアカウントが「久しぶりのツーショット!待ってましたニャー!」とつぶやきました。

 添付された画像に写っているのは、美術館の玄関前で寝っ転がるケンちゃんと、それを見つめるマスク姿の警備員です。

 この投稿に対して、「待っていました、この2ショット」「警備員さんのケンちゃんを見守るまなざしは相変わらず優しい」といったコメントが寄せられ、いいねは6千を超えています。

 ケンちゃんと警備員が最後に会ったのが3月14日の特別展初日。新型コロナウイルスの影響で4月中旬から5月上旬まで休館していたこともあって、約2カ月ぶりの再会でした。

 近くのレストランで飼われているケンちゃんが、最初に注目を集めたのは2017年3月。

 開催中だった「猫まみれ展」の会場に入ろうとして、警備員に阻止される様子がツイッターで紹介されたのがきっかけでした。

 その後も「猫と警備員の攻防」としてツイートがたびたび話題になっていますが、侵入を試みるのは決まって警備員が馬屋原定雄さんの時ばかり。馬屋原さんが来るのは年4回の特別展の時だけです。

 「美術館に入りたいというよりは、顔なじみの馬屋原さんに甘えようとしているのかもしれませんね」と美術館の担当者は推測します。

 その推測を裏付けるように、5月20日にはケンちゃんが玄関の二重扉のうち、一つ目を通過した時点で座り込んでしまったそうです。

 「この日は馬屋原さんは不在でした。姿が見えなかったから諦めたんだと思います」(美術館の担当者)

 2カ月ぶりの再会の際、馬屋原さんはマスクを着けていました。ケンちゃんとしては初めて見る姿でしたが、逃げることなく普段通りに甘えてきたといいます。

 美術館の担当者は「特別展の期間は延長しましたが、人出を考慮して馬屋原さんが来るのは週末だけの予定です。攻防が見られる可能性は低くなりますが、何か動きがあったらツイッターでもお知らせしていきますので、ご注目ください」と話します。(若松真平)