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 信州大(本部・長野県松本市)は28日、3月12日に実施した2020年度一般入試の「化学」でミスがあったと発表した。外部から「別の正答が考えられる」との指摘を受け、ほかに三つを正答に加えた。再度採点し、いったん不合格にした4人を合格とした。大学側は経費の補償などを検討するという。

 同大によると、炭素や水素などで構成される化合物エステルAの構造式を問う問題で、5月22日に予備校から「別に三つの構造式が考えられる」と指摘を受けた。問題担当者らで検討したところ、この三つも正答だと判明。問題作成に10人、点検に別の6人があたったが「別解があることに気づかなかった」と話しているという。

 追加合格となったのは理学、繊維学部の各2人で、入学の意思を確認中という。会見した濱田州博学長は「あってはならないミスで重く受け止めている」と話した。