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 高松市出身の文豪、菊池寛が大正期に流行した「スペイン風邪」の感染対策にいそしむ自身の姿を描いた短編「マスク」を、同市の菊池寛記念館が、ホームページや特別展で紹介している。新型コロナウイルス対策に追われる現況と重ね合わせながら、作品に触れて欲しいと企画した。

 スペイン風邪は1918(大正7)年ごろから世界中で流行したインフルエンザで、国内では40万人ほどが亡くなったと言われる。

 「マスク」は20年7月、雑誌「改造」に発表した。菊池がマスクを着用し、感染予防に躍起になった日々を振り返る、自伝的な内容だ。

 心臓が弱かった菊池は、医者から、スペイン風邪にかかって40度ほどの熱が続けば「もう助かりつこはありませんね」と告げられる。おびえきった菊池はその冬、極力外出せず、家族にも控えさせた。やむを得ず外出するときは「ガーゼを沢山(たくさん)詰めたマスクを掛け」て用心した。

 せきをする来客があると「心持…

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