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 36人が亡くなった京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件で、京都府警に殺人などの容疑で逮捕された青葉真司容疑者(42)の国選弁護人が28日、勾留決定の取り消しを求めて京都地裁に準抗告した。青葉容疑者は大阪拘置所に勾留されているが「勾留の理由や必要性がない」としている。

 青葉容疑者は全身にやけどを負い、一時は意識不明の状態に陥ったが、皮膚移植手術などを経て回復。ただ、自力で歩くことなどはできず、勾留先の大阪拘置所では28日、ベッドの上で取り調べを受けた。

 京都弁護士会刑事委員会委員長の西田祐馬弁護士は「容疑者は勾留に耐えうるのか。逃亡の恐れや罪証隠滅の恐れがあるのか。担当弁護人から状況を聞き、会としてのサポートを検討する」と話している。

 地裁によると、青葉容疑者の国選弁護人には、京都弁護士会刑事委員会元委員長の遠山大輔弁護士ら2人が選任された。遠山弁護士は、検察側が死刑を求刑した京都府舞鶴市の女子高校生殺害事件で弁護人を務め、高裁で逆転無罪判決を得た。今後、ほぼ毎日、接見を続けていくという。