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 成田空港に駐機中の旅客機のタイヤを包むカバー。よく見ると、ポケットやファスナーが付いている。日本航空の整備士らが、3月まで使っていた旧制服の雨着を縫い合わせて作った。紫外線からタイヤを保護し、ゴムの劣化を防ぐ。

 新型コロナウイルスの感染拡大による大幅減便で、空港には飛べなくなった機体が並ぶ。地上に留め置く期間が想定外に長期化する中、ちょうど4月の制服変更で不用になった雨着の活用を思いついた。遮光性と防水性に優れ、カバーには最適の素材だったという。

 タイヤの大きさや数は機種ごとに異なり、3機種6機分を作った。使ったのは396着。整備士を風雨から守った雨着が、今度は航空機を守っている。(福田祥史)