バスケットボールの男子日本代表の13年ぶりのワールドカップ(W杯)出場に始まり、新型コロナウイルスの影響による東京五輪の延期とリーグ戦の打ち切り――。バスケット界にとって激動の2019~20年シーズンを、日本代表主将の篠山竜青(31)=川崎=とBリーグMVPの田中大貴(28)=A東京=がオンライン対談で振り返る。
田中 外出を自粛しているからでしょうけど、覇気が無くなっていませんか? 「戦う男」という感じが抜けちゃってますよ。
篠山 自分でも感じる。なんか、トローンとしちゃってるよね。目が開ききっていないというか。家にいるとダメ。スイッチが入らない。あっ、MVP受賞、おめでとうございます。
田中 ありがとうございます。でも、シーズンが途中で終わってしまったので、いろいろ思うところはあります。
「続けるのは難しいかなって」
――19~20年シーズンは異例の経過をたどった。
篠山 左ひじを脱臼した自分を含め、川崎はケガ人を抱えながらも勝率はリーグ2位タイ。優勝が近くにあるという手応えを感じていました。それだけに、シーズンの終了は非常に残念。けれど、いまの状況を考えると、あの時点での決断は良かったと思います。
惨敗したW杯を経て、来季、そして東京五輪へ。二人の本音を聞きました。動画本編もご覧ください。
田中 A東京にとっては3連…
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