コロナで始めた「四つ葉」探し 愛知の83歳込めた願い

床並浩一
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 新型コロナウイルスで先行き不安が募るなか、愛知県豊橋市の清水紀彦(としひこ)さん(83)は自宅近くで四つ葉のクローバーを探すようになった。政府の緊急事態宣言が全国で解除され、日常を取り戻す歩みが始まりつつある。「きっといいことがある」とクローバーに願いを込める。

 清水さんが四つ葉のクローバーを最初に見つけたのは4月下旬。全国に緊急事態宣言が拡大され、妻紀子(のりこ)さん(77)とのスポーツジム通いや近所の仲間と毎月楽しみにしていた登山はおろか、外出さえままならなくなっていた時だった。自宅周辺を散歩していた道端で見つけた。その後も、その周辺を注意深く見るようになり、四つ葉のほか、五つ葉や六つ葉も見つけられるようになったという。

 幸せを運ぶと信じられている四つ葉のクローバー。清水さん夫妻は「早く明るい世の中に戻ってくれたらうれしい」と話している。(床並浩一)

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