[PR]

 新型コロナウイルスの影響による長期休校を受け、政府が検討する「9月入学」について、萩生田光一文部科学相は29日の閣議後会見で「学校再開で授業や行事が実施できるなら、直ちに導入を結論づけることはない」との見解を示した。ただ感染の第2波の可能性にもふれ「引き続き検討は続けたい」とも述べた。

 9月入学について、文科省は子どもの学びの保障の観点から3月に検討を開始。来秋の導入が可能かどうか省庁をまたいで議論してきたが、自民、公明両党の検討会議は、拙速な導入はすべきではないとして、見送りを求める提言をまとめる考え。萩生田氏は「賛成派と反対派で議論が分かれ、大変な注目を浴びた。文科省として課題の整理は終わっている。どんな事態が起きても学びを止めない準備をしたい」と話した。

 一方、今年度に行う大学入試は、時期を遅らせたり出題範囲を限定したりすることについて全国高等学校長協会にアンケートしているとし、6月中に「大学入学者選抜実施要項」で時期や方法を発表するとした。(伊藤和行)