拡大する写真・図版アルペンの水野敦之社長=2020年5月21日、名古屋市中区、古沢孝樹撮影

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 新型コロナウイルスの感染拡大が、スポーツやレジャー産業を直撃している。東京五輪が延期され、夏の甲子園大会が中止になるなど大規模なイベントにも影響がでている。人と人との距離を保つなど「新しい生活様式」が広がるなか、スポーツの楽しみ方はどう変わるのか。スポーツ用品販売大手、アルペン(名古屋市)の水野敦之社長(42)に現状や見通しを聞いた。

 ――4月は店舗休業の影響で、既存店売上高が前年の5割に落ち込みました。

 「野球、サッカー、バスケットボールのような大勢で集まるチームスポーツは特に苦戦しています。3~5月は1年のなかでも稼ぎ時。例年なら部活を始める新入生への販売や2、3年生の買い替え需要もありますが、今年はそれがすっぽり抜けてしまいました」

拡大する写真・図版アルペンが運営するスポーツ用品店「スポーツデポ」=名古屋市

 「既存店売上高は5割台になり、当社の50年近い歴史のなかで一番大きな危機です。創業者である父に聞くと、創業間もないとき、店の在庫を全部盗まれたということもあったそうです。ですが、会社が大きくなってからでは今回が最大の危機だと思います」

 「そんななか、自宅でできるフィットネスやヨガは好調です。フィットネス用のボールやヨガマットは非常に伸びました。ランニング用のマスクも人気です」

拡大する写真・図版ネットに投稿した動画で、ジョギング時に顔を覆うように呼びかける京大の山中伸弥教授。この動画の影響で、アルペンの店頭でも走る時につけるマスクが売れ、一時在庫切れになったという

 ――コロナの影響でスポーツの機会が減っています。

 「その通りですが、一方で運動不足の人が増え、身体を動かしたい欲求はすごく高まっていると感じます。たとえば、通勤で歩くことが適度な運動になっていた人は、在宅勤務になればその機会がなくなります。在宅勤務が当たり前になると、スポーツを意識的に生活に取り入れないと、心と体の健康は維持できません。我々の存在価値は高まってくると思います」

チームスポーツの売り上げ回復、厳しい

 ――売り上げ回復の見通しはどうですか。

拡大する写真・図版アルペンの水野敦之社長=2020年5月21日、名古屋市中区、古沢孝樹撮影

 「1、2年はかかると思います…

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