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 新型コロナウイルス感染拡大の終息を願って、伝統工芸品「真田紐(ひも)」の手織り生産をしている九度山真田紐研究会(和歌山県九度山町)は、真田紐をつけた「疫病退散」のお守りをつくった。地元神社の玉垣を築く際に用いたヒノキの残材も使用した。

 真田紐の織り手を担っているのは地元住民ら研究会の13人。真田紐は、戦国武将の真田昌幸・信繁(幸村)父子が家来に売り歩かせて情報収集などに役立てたという伝説がある。青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)の5色で調和すると言われ、神社の祭具にも使われている。

 薄板の部分は世界遺産に登録されている「丹生都比売(にうつひめ)神社」(かつらぎ町)本殿周りの玉垣に使われたヒノキ材の芯の部分を加工した。研究会は真田紐の材料となる綿糸を種から栽培し、縁起物をつくる計画を進めてきた。研究会の青木美佳さんは「調和のとれた日常を早く取り戻したい。真田紐を木札に通す際は神様の仕事だと思って、白い布を敷いて作業を進めた」と話す。

 お守りは800円で限定300個。予約の受け付けは6月1日~30日で、受け付け後に郵送する。申し込みは同神社(0736・26・0102)。(高田純一)