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 広島県高校野球連盟は29日、東広島市で理事会を開き、中止された第102回全国高校野球選手権広島大会と第65回全国高校軟式野球選手権県予選大会について、独自大会の開催可否の検討を始めた。今後、新型コロナウイルスへの感染防止策の徹底を県や県教委と慎重に協議し、できるだけ早期に可否を判断する考えだ。

 県高野連によると、選手権広島大会は当初、平日の試合も含め、7月11日から30日までを予定していた。理事会終了後、板森匡祐(ただすけ)理事長が報道陣に協議内容を説明。独自大会は、元々の大会日程を軸に、原則最大6球場を使い、トーナメント方式とする案などが話し合われたという。

 開催する場合、試合は無観客を前提に、授業の出席日数の確保のため、原則土日のみ実施。県高校野球秋季リーグ戦を8月中旬に開始予定のため、日程がずれた場合は決勝に至らないままの大会終了も考えられるとした。開会式は開かない。控え選手や保護者の観戦については今後議論するという。公式戦扱いとし、1週間500球の投球制限も導入される見通しだ。

 開催にあたって最大の課題は「3密」の回避という。各球場はベンチの広さが異なるなど、個別の感染予防対策を考えていく必要がある。練習時や球場への移動時、運営スタッフの濃厚接触の回避方法も課題になる。また、タイブレーク制の導入、試合時間の制限、熱中症対策もあわせて検討するという。

 板森理事長は「想定される様々なケースに合わせて、たくさんの意見をいただいた。関係団体と引き続き連携を続けて、独自大会の開催の可否を検討していく。3年生の心情を勘案し、できるだけ早い時期に開催可否について決定したい」と話した。(成田愛恵)