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 リニア中央新幹線の静岡工区をめぐり、JR東海の金子慎社長は29日の記者会見で、「6月中に準備の了解が得られないと2027年の開業は難しくなる」と述べた。来月中に静岡工区の準備工事に着手できない場合、品川―名古屋間の開通が遅れる可能性を示唆した。

 金子社長は今月、静岡県の川勝平太知事に送った面会を求める文書で「工程は大変切迫しており、6月中にもヤード整備などの準備を再開する必要がある」と主張。南アルプス山中での準備工事に同意するよう求めていた。

 29日の会見では、開通の遅れに言及し、「そういう事態を避けたいので早いタイミングでの面会をお願いしている」と語った。川勝知事は、6月中旬に工事現場に至る林道の状況などを視察した上で、面会を検討するとしている。