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 政府が一律10万円を支給する特別定額給付金で、高松市が全世帯に郵送している申請書の送り先が、広島県の郵便局になっている。市の委託業者の事務所が同県にあるためだが、詐欺を疑う市民から問い合わせが相次いでいる。

 市は22日、申請書の発送を開始。口座情報などを書いて返送する仕組みだが、返信用封筒の宛先が「広島中央郵便局 私書箱第5号」になっている。

 市によると、申請の審査などを委託する業者の事務所が広島県内にある。申請書の封筒には、給付金をかたった詐欺に注意を呼びかけるチラシが同封されているものの、送り先について説明はない。

 市はホームページ(HP)に、「本市の事務処理センターとなっていますので、ご安心ください」と記載。だが、市民からは「本当に市の送り先か」「詐欺ではないか」といった問い合わせが、毎日10件ほど寄せられているという。

 大西秀人市長は28日の記者会見で、「(HPで)気づかれなかった」と釈明。送り先の説明をHPの目立つ場所に変え、29日から支給を始めた。(木下広大)