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 審判がくだされる。五輪競技の中でも極めて根深いドーピング問題や汚職疑惑に揺れる重量挙げ。世界重量挙げ連盟(IWF)が立ち上げた独立調査委員会が6月4日、調査報告を行う予定だ。辞任したタマシュ・アヤン元会長(81)=ハンガリー=の関与についての判断にも注目が集まる。業界が抱える闇について、元IWF理事でドイツ重量挙げ連盟(BVDG)会長のクリスチャン・バウムガルトナー氏(61)に話を聞いた。(遠田寛生)

拡大する写真・図版2012年ロンドン五輪のドーピング再検査で陽性となり、暫定的な資格停止処分を受けている男子105キロ級金メダルのオレクシー・トロフティ(ウクライナ)=ロイター

 今年1月、ドイツ公共放送ARDが調査報道で、重量挙げ界にドーピングや不正が蔓延(まんえん)している実態を報じた。2008~17年の間、メダリストをはじめ各国の有力選手の多くが検査を受けていなかったり、IWFが金銭と引き換えに、不正操作された検体の提出を見逃したりしていたという。IWFは「根拠のない告発やゆがめられた情報が含まれている」と内容の一部を否定した。

 13年から17年途中までIWFで理事を務め、コーチや審判の経験もあるバウムガルトナー氏は言う。「今までは(疑惑を)裏付ける証拠がなかった。今回の報道には独自の文書があり、情報量に驚いた」

 代表選手を担当する医師やタイの五輪メダリストが禁止物質を使っていたと話す姿も隠し撮りされた。「疑惑の『パズル』が、より鮮明になった」

拡大する写真・図版ドイツ重量挙げ連盟(BVDG)のクリスチャン・バウムガルトナー会長=本人提供

 ARDの追及の「矛先」に、ア…

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