黒人死亡で元警官を第3級殺人罪で起訴 全米で抗議拡大

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ニューヨーク=鵜飼啓
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 米中西部ミネソタ州ミネアポリス市で、警官が黒人男性の首を圧迫して死亡させた事件で、地元郡検察は29日、この警官=事件後に免職=を第3級殺人罪などで起訴した。同市のフレイ市長は事件への抗議活動で市民の一部が暴徒化したことを受け、夜間外出禁止令を出した。

 起訴されたのは、デレク・チョービン元警官。州刑事局に身柄も拘束された。第3級殺人罪は「殺害の意図なしに、著しく危険な行為で死に至らしめた」などの罪で、25年以下の禁錮刑となる。同市では2017年、通報を受けて駆けつけた黒人警官が誤って通報者の白人女性を射殺する事件があり、今回と同じ罪が適用されていた。

 チョービン元警官は25日、ジョージ・フロイドさん(46)を取り押さえた際、うつぶせにして首をひざで押さえ続け、死亡させた。事件を撮影した動画には、フロイドさんが「息ができない」と助けを求める様子が映っていた。

 動画の公開後、全米各地で警官の黒人への過剰な暴力だとして抗議運動が起きた。特に同市での抗議は一部が先鋭化し、27日夜に商業施設が放火・略奪されたほか、28日夜には元警官が勤めていた警察署も放火された。同夜は市警が一帯から退去して一時無法状態になっていたが、29日未明に州兵や州警察が現場に入り、デモ隊を排除した。

 会見して起訴を発表した地元…

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