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 真宗大谷派の古刹(こさつ)・常徳寺(愛知県愛西市)が税金を滞納したとして、名古屋国税局が本堂や境内地などを差し押さえ、公売にかける事態となっている。寺のほぼすべてが公売にかかることは極めて異例。地域の寺を心のよりどころとしてきた住民や檀家(だんか)に不安が広がっている。

 関係者によると、国税局に差し押さえられたのは、この寺の墓を含む境内地(2733平方メートル)と本堂、書院・庫裏、物置・車庫、トイレなど。

 公売の最低価格は3823万円。26日に開札、6月2日に売却決定の予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期になっている。期日は未定だが、開札日までに全額納付すれば公売されない。

 関係者によると、国税局が2017年の税務調査で、住職(71)が寺の資金を私的流用したとし、寺に対して所得税の源泉徴収漏れを指摘した。しかし、寺が源泉所得税や重加算税など計約480万円を滞納したため、18年に寺所有の財産を差し押さえたという。同時に差し押さえられた寺所有の畑や駐車場などは、すでに公売が終わり、第三者の手に渡っている。

 住職は取材に、「自分は私的流用はしておらず、国税と見解の相違がある。430年続く寺の差し押さえはおかしい。税金はそのうち払う」と話した。

檀家が気付いた寺の異変

 寺は名鉄尾西線町方駅の西2・…

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