メルケル氏、渡米辞退か G7サミット、通常開催に暗雲

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ベルリン=野島淳
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 ドイツメルケル首相が30日までに、6月下旬にワシントン近郊で開催が検討されている主要7カ国首脳会議G7サミット)のために渡米しない意向を示した。新型コロナウイルスの感染が収束しておらず、時期尚早との判断だ。テレビ会議ではなく、通常形式の開催を強く希望しているトランプ米大統領の計画に影響を与えかねない。

 政権の報道担当者は30日、朝日新聞に「今日の段階で首相はワシントンに行くと約束できない。首相は今後も感染拡大の状況を注視する」と述べた。29日に報じた米政治ニュースサイトのポリティコによると、トランプ氏はメルケル氏の回答に激怒したという。

 メルケル氏は20日の記者会見で「テレビ会議など、どのような形になるのであれ、多国間主義のために闘うことは間違いない」と述べ、G7サミットに参加することについては強い意思を示している。

 G7サミットは当初、ワシン…

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