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 自画像を描き続けて17年。活躍の場を世界に広げて久しい。今、県立美術館で個展「令和おとぎ草子『桃太郎』」を開いている(7月12日まで)。地元・倉敷の大原美術館で手がけて以来、県内では8年ぶりの大規模な個展だ。「自分の顔で笑ってもらいたい」。自画像へのこだわりの奥にそんな思いがある。

 会場ではバルーンで作られた巨大な「桃」が出迎える。桃の形ではあるが、表面に顔らしきものが。「自身の投影」というウーパールーパーだ。小学生で「似ている」と言われて以来、友人からは「ウーちゃん」と呼ばれ、自画像の一つとして描き続けている。

 このゆるさが松井ワールドか……。そんな思いで歩を進めると、今回の個展の中核、「桃太郎」の紙芝居にたどり着く。筆ペンの柔らかいタッチと、穏やかな色彩で描かれた1枚1枚が額に収められ、紙芝居に語りや音楽などを加えた映像作品もスクリーンで鑑賞できる。

 描かれた桃太郎は1歳の長男、…

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