芦屋駅前「億ション」計画が暗礁 「時代に合わぬ」批判

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松永和彦
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 住宅地として人気が高い兵庫県芦屋市。その玄関口の一つ、JR芦屋駅南側の再開発は長く市の課題だった。ところが今春、市議会が事業費を盛り込んだ予算案を否決し、計画は暗礁に乗り上げた。なぜなのか。

 新快速も止まり、便利なJR芦屋駅。今春、大規模改装された商業施設「モンテメール」がある北口に対し、南口はバス停と道路に面した店舗が数軒並ぶ程度だ。

 芦屋駅周辺の再開発は1946年、戦後復興事業としてスタートした。駅北側の事業が先行し、79年から再開発ビルが建設された。

 駅南側についても93年から再開発の計画は動き出した。95年の阪神・淡路大震災でいったん延期になったが、市は2018年に、12階建て(後に11階建てに見直し)のビルの建設や、駅前ロータリーの整備などを盛り込んだ事業計画書を県に提出した。

 ビルは1~3階を店舗など…

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