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 米宇宙企業スペースXが開発した有人宇宙船クルードラゴンが米東部時間31日午前(日本時間同日夜)、国際宇宙ステーション(ISS)に到着した。米国からの有人飛行はスペースシャトルの退役以来、9年ぶり。民間宇宙船がISSに飛行士を運ぶのは初めて。米航空宇宙局(NASA)のブライデンスタイン長官は「世界が有人宇宙飛行の新時代を見届けた」と祝った。

 クルードラゴンは到着の19時間前にフロリダ州のケネディ宇宙センターからファルコン9ロケットで打ち上げられていた。上空約400キロのISSに到着すると自動でドッキング。2時間半後にハッチが開き、搭乗していたロバート・ベンケン(49)、ダグラス・ハーレー(53)の両飛行士がISSに乗り移った。ISSに長期滞在している米国とロシアの3飛行士が出迎え、抱き合って到着を喜んだ。

 ハーレー飛行士は「シミュレーターと全く同じように飛んだ。最高の性能の宇宙船だ」と話した。2人は8月初旬まで滞在し、地球に帰還する予定だ。(ワシントン=香取啓介)