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 新型コロナウイルスの影響で臨時休館していた広島市の平和記念資料館が1日、約3カ月ぶりに再開した。被爆75年の節目の年だが、来館者の大幅減が見込まれる。被爆者や資料館の関係者らは「一人でも多くの人に被爆の実相を伝える工夫をしていきたい」という。

 1日午前8時半、開館を待っていた山口県岩国市の河本航志(こうじ)さん(18)は、秋から米プリンストン大で政治学を学ぶという。「その前に実際に何が起きたかを知っておきたかった。修学旅行で来た時には悲惨な展示を避けて通った。今日は時間が許す限り見たい」と話した。

 来館者は「3密」を避けるため、窓口の職員に入館を希望する時間帯を伝え、整理券を受け取る。チケット購入前にサーモグラフィーによる検温もある。館内のあちこちにアルコール消毒薬を置く。デジタルサイネージ(電子看板)や貼り紙では、マスクの着用や他の人と2メートルの距離をとることなどを日本語と英語で呼びかけた。

 入館できるのは30分間に100人、1日で最大1800人まで。過去最高の175万8746人の入館者数を記録した昨年度のこの時期は、1日あたり平均5003人が訪れた。今回はその3割強しか入れない計算となる。一方で、じっくり展示資料と向き合えるよう、見学時間に制限は設けていない。

 資料館は2月29日から臨時休館していた。修学旅行シーズンとも重なり、資料館主催の被爆者の講話などは5月25日までに計1211件がキャンセルや延期となり、再開時期は未定だ。

 この日、資料館を訪れた広島県…

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