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 来春卒業する大学生らを対象にした企業の採用面接が1日、政府が要請する就職活動ルールの上で解禁された。これまでは実際に顔を合わせての対面型が中心だったが、今年は新型コロナウイルスの感染予防のため、オンラインで面接する動きが広がっている。

 新卒300人を採用予定の損保ジャパンは1日、社内の会議室や社員の自宅から、ウェブ面接システムを使って約500人の面接を行う予定。東京本社の会議室では、15人の面接担当者がタブレット端末の画面越しにリクルートスーツ姿の学生と1対1で向き合い、面接の冒頭、「昨日はよく眠れましたか?」などと言葉を交わした。

 面接を担当した鷲本ナミさん(37)は「デモンストレーション操作もしたが、ウェブ面接は初めてなので緊張します。ゆっくり話すように気をつけています」。面接を終えた青山学院大経済学部4年の女子学生(21)は「うまくアピールできたと思います。今日一日で(自宅から)3社のウェブ面接を受ける予定です」と話した。

 実際は政府が要請するルール上の解禁前から選考を始めている企業も多く、リクルートキャリア就職みらい研究所の調査では、大学生の就職内定率(内々定を含む)は5月15日時点で49・2%に上る。5月1~15日に「ウェブ上での面接を受けた」学生は45%いた。(吉田貴司)