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 フランスの上下院は、新型コロナウイルスの感染再拡大を防ぐため、感染者と接触した人を追跡するためのスマホ用アプリの導入を賛成多数で5月27日に承認した。今月2日にも運用が始まる見通し。英国も同種のアプリを数週間以内に導入する方針という。

 仏のアプリは「Stop Covid」と命名された。スマホにダウンロードすれば、過去数日に感染者と15分以上1メートル以内の距離にいた場合、自動的に通知が来る仕組み。ブルートゥースという近距離無線通信が使われており、ダウンロードは任意という。

 仏政府は自国のデジタル技術開発を重視しており、米アップルやグーグルが開発した類似のシステムを使わず、政府の研究機関が独自で開発した。

 上下院の審議では、野党から「誰と15分以上接していたかなんて知られたくない」「自由を殺すものだ」などの批判も出た。これに対し、政府は「自分を守る手段を与えないことこそが自由を殺す」などと反論していた。採決でも、与野党それぞれから造反者が出るなど、プライバシー侵害への懸念が完全に払拭(ふっしょく)されたとは言いがたい。

 ウイルスの世界的な流行を受け、シンガポールは似た仕組みを導入済みで、日本でも準備が進む。豪州でも利用は任意で、アプリで記録された情報を警察の捜査など目的外に使用した場合に罰則を設けている。また、英国も数週間内の始動をめざし、南部ワイト島で独自に開発したアプリの試験運用を続けている。(パリ=疋田多揚、ロンドン=下司佳代子)

英国もアプリ準備中

 英国政府は28日、新型コロナ…

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