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 中国公安省は「暴力の阻止や秩序の回復に向け、香港警察を全力で指導・支持する」ことを先月28日に開いた幹部会議で確認した。中国の全国人民代表大会(全人代)が香港での反体制的な言動を取り締まる「国家安全法制」に関する決定を採択したのを受けての対応。

 同省機関紙「人民公安報」が報じた。昨年の抗議デモへの対応で、中国政府は香港警察を「支持する」との立場を維持していた。だが今回、「指導する」と踏み込んだのは、香港警察を公安省の強い影響下に置くという中国側の意図の表れとみられる。

 一方、香港の世論調査機関「香港民意研究所」は29日、同法制に対する調査の結果を発表した。民主派を支持する市民の96%が「反対」と回答し、「賛成」は1%にとどまった。一方、親中派のほか、政治的に中間的な立場だとする市民を含む非民主派の支持者の62%が「賛成」と回答、「反対」は29%だった。調査は25~28日に約1万1千人の市民を対象に行われた。(香港=益満雄一郎)