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 学生の半数にあたる約2800人の留学生が通う大分県別府市の立命館アジア太平洋大学(APU)。新型コロナウイルス感染拡大でアルバイトができなくなり、食べ物にも困る留学生が増えている。後輩の窮状を知った卒業生有志が支援団体を立ち上げ、食料を中心としたサポートを始めた。地域も巻き込んだ支援の輪が広がっている。

 5月17日、別府市内のAPUの施設に学生が詰めかけた。長机に並んだ米、小麦粉、パスタ、カレー、カップ麺、菓子、野菜の詰め合わせ……。ムスリムやベジタリアン向けの食材もある。この日は360人、5月31日には500人以上が食料を受け取った。

 2年生のカムルエ・パッタラフォーンさん(19)ら2人はタイ・チェンマイからの留学生。「野菜がうれしい。たくさんの食べ物はありがたい」と笑みを見せた。母国での親の仕事がコロナ禍でうまくいかず、仕送りが途絶えた。アルバイト先の旅館からも「いまは来なくていい」と言われた。「困るのはお金のことだけど、親に心配させたくない」。帰国もできず、できたとしても再来日は難しい状況という。

 ブルカをかぶって並んだアフガニスタン出身の1年生サミラ・アハメッドさん(28)は「ホテルで働く夫が3カ月休みになったので家賃を払うのも苦しくなった」と伏し目がちだ。

 学生たちのSOSに声を上げたのは、別府市で韓国料理店を営むAPU1期生のイ・チェグさん(44)。店は4月に入って客足が急減。休ませたアルバイトの留学生らに毎日焼き肉弁当を食べさせた。同じように困っている友人も連れてくるようになり、1日に20食提供することもあった。

 「これは大変だ」。イさんは、…

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