木村健一
小学5年生のけんたろう君から、悲痛の声が上がった。「コロナで練習も試合もなくなった。けがもしてしまって……」
5月下旬、プロバレーボール選手の柳田将洋(27)がオンラインで開いた講習会でのことだった。
「戻ったら絶対、けがをする前以上に成長しようと思った」。柳田は自らの経験を話し始めた。昨春、左足首を骨折し、その直後にプレーしていたポーランドから帰国。約3カ月を棒に振った。「今は先が見えないけれど、こうやってけんたろう君に会えている。こういう時だから得られているものを考えて」とアドバイスを送った。
講習会は、柳田の武器サーブに特化したオリジナルのもの。「利き手側に体をひねって球にパワーを伝える」「サーブはトスで6、7割が決まる」。自分で作ったプレゼンテーションの資料を使い、子どもの頃の自分の動画を見せながら、基本を説いた。寄せられた子どもたちの動画も解説し、質問に丁寧に答えた。約40人を相手に、柳田は1時間半、熱弁を振るった。
「バレーボーラーだからバレー…
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