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 いわき市が、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、QRコードを使ったユニークな取り組みを7月にも始める。市内の協力店でお客にコードを読み取ってもらい、感染者が出た場合、この情報をもとに濃厚接触者の特定につなげる。その分、お客は店頭で1回100円の割引が受けられる仕組みだ。

 市は、マスクを外し、長時間滞在するお客が多い飲食店や理美容店など約3千店に、QRコード設置の協力を求める。来店客が読み取ると、店名や日時などのデータを市が蓄積。濃厚接触の疑いがあればお客にメールを送り、保健所と連絡を取ってもらう。

 この仕組みに参加する市民を増やすため、100円の割引に加え、協力店の3千円分の利用券を毎月5千人に抽選で送る。協力店には感染者が発生した場合の店の消毒費を補助する。

 市によると、QRコードを活用して感染経路を「見える化」する取り組みは、神奈川県、大阪府などで実施しているが、100円割引などと組み合わせるのは珍しいという。(長屋護)