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 新型コロナウイルスの影響で3月28日から臨時休園していた東武動物公園(埼玉県宮代町)が1日、動物園と遊園地の一部で約2カ月ぶりに営業を再開した。

 雨が降りしきる中、東ゲートには午前10時の開門を前に、園のファンや親子連れなど20人近くが列を作った。スタッフによる検温の後、手指をアルコールで消毒し、消毒マットを踏んでから園内へ。園内には動物がマスクをした合成写真のポスターが掲示され、マスク着用やソーシャルディスタンスの確保などの感染予防策をとることが呼びかけられている。

 東京都内からカップルで訪れた女性会社員(29)は「彼の誕生日でもあり、最初のデートで来た思い出の場所なので、雨でも来ようと2人で話していた。早くサル山を見たい」。ペンギン舎などでは多くの来園者がカメラを向けていた。

 休園期間中は職員の8割が在宅勤務で、飼育係は2交代制で各動物の世話を続け、SNSで動物たちの様子を発信。インターネット上で様々な遊園地のアトラクションが楽しめる「おうち遊園地」にも参加し、メリーゴーラウンド「カルーセルウォーターリリー」などの動画を配信してきた。

 再開したものの、オットセイショーを除き動物と触れ合うイベントは休止。アトラクションも観覧車など全体の2割程度で、ジェットコースターや3月にお披露目予定だった「プレジャーランド」は休止が続く。

 1年で来園者数が最も多い大型連休中の休園に続き、例年12万人が訪れるスーパープールも今夏は営業できるかどうか不透明。同園は「やっと開園できて、ほっとする半面、これからの心配も残る。まずは目の前の一つ一つをクリアしていきたい」と話す。(加藤真太郎)