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 より多くの人が、現場で本物を体験する。そんな芸術鑑賞の価値基準を、新型コロナウイルスは揺さぶる。大阪、京都の二つの現代アートギャラリーはそれぞれ、コロナ時代を見据えた芸術とのつきあい方を提案している。

 大阪市城東区のギャラリーノマルでは台湾人作家・張騰遠(チャンテンユァン)の来日がかなわず、5月に予定していた個展は来年1月に延期を余儀なくされた。だが、現実のギャラリーを訪れにくい状況を逆手にとり、新型コロナを主題に張と企画した「無人」の展覧会を開いている。

拡大する写真・図版月曜から土曜の午後1時から7時まで、無人のギャラリーノマルの様子がウェブサイト上でライブ配信されている

 ウェブサイトに埋め込まれたYouTubeのライブ画面には、臨時休廊中のギャラリーの様子が延々と映し出される。正面の壁には、張が制作した一つ10秒ほどのアニメーションの映像がランダムに投影されている。

後半では、京都で若手作家の発掘に尽力してきた「ギャラリー・パルク」の、ある決断を紹介します。

 映像の舞台は、地球滅亡から100万年後の世界。宇宙からやって来たパロットマン(オウム人間)たちは、遺物や文献を手がかりに人類の歴史を再現するうち、新型のウイルスの存在に気がつく。

拡大する写真・図版張騰遠「Human Being:COVID-19」のパターンの一つ

 マスクを着けた人体模型、濃度…

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