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 多くの高校が京都府内で授業を再開した1日、久しぶりに集まった野球部の監督や部員からは、府高校野球連盟が開催を決めた独自の大会について、喜びの声や慎重な意見があがった。夏の甲子園はなくなったが、新たな目標に向けてさっそく練習を始めた私立校もあった。

 龍谷大平安高(京都市下京区)では午後3時すぎ、講堂に野球部員100人が初めて全員集まり、原田英彦監督(60)が大会について伝えた。「甲子園がなくなったのは仕方ない。ただ、3年生は最後にがんばる機会ができた。かっこいい姿を見せてほしい」と話したという。

 福知山成美高(福知山市)野球部の井本自宣(さだよし)監督(46)は、まだ独自大会の日程などの詳細が決まっていないため、部員への説明はしなかった。「開催されたら、勝利だけにこだわらず、元気に健康に試合ができるよろこびを感じてほしい」と取材に語った。

 部員同士の密集を避け、道具の消毒をした上で、5月29日からノックやキャッチボールなど基礎練習を中心に部活を再開。1日は3年生は市内の福知山市民球場で、1、2年生は学校でそれぞれ2時間ほど汗を流した。人知(ひとぢ)憲蔵(けんぞう)主将(3年)は「みんなに会えて野球ができて、やっぱり楽しい」とはにかんだ。(白見はる菜)