[PR]

 トロッコ電車の愛称で親しまれる黒部峡谷鉄道が1日、宇奈月―欅平間(20・1キロ)で今シーズンの営業運転を始めた。この日の宇奈月駅の乗降客数は86人(昨年比2874人減)と寂しいスタートとなったが、鈴木俊茂社長は「まずは一歩を踏み出すのが大事」と力を込めた。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当初予定していた4月20日の運転開始を2度延期。約40日遅れでようやくスタートにこぎ着けたが、6月中は1日14往復だった運行を9往復に減らすという。

 この日は、宇奈月温泉のおかみたちで組織する「かたかご会」が、研修の一環でトロッコ電車に乗り込んだ。浜田昌子会長は「毎年トロッコが動く季節は忙しいから、欅平まで行くのは数年ぶり。ジッとしてないで、何かしなくてはね」。温泉街のホテル・旅館の多くは、5日ごろから営業を始めるという。問い合わせは宇奈月温泉観光案内所(0765・62・1515)。(高津守)