[PR]

 加藤勝信厚生労働相は2日の閣議後記者会見で、5月20日のスタート直後にシステムトラブルが起きて停止していた「雇用調整助成金」のオンライン申請を、6月5日正午から再開すると発表した。同じ時刻に登録した複数の事業者に同じIDが付与されてしまう欠陥を改修したという。

 雇用調整助成金は、企業が休ませた働き手に払う休業手当を支援するもの。のべ41万件以上の相談が寄せられているが、1日時点で、申請8万4395件のうち支給決定は5割弱の4万884件にとどまり、スピード不足が課題となっている。厚労省は手続きの簡素化やスタッフ増員などを進めており、申請から支給までの日数は、厚労省のサンプル調査では4月の平均21日から5月は平均15日に短縮されたという。

 加藤厚労相は、足もとでは1日1万件超のペースで申請が寄せられていることも明らかにした上で、「これからさらに増えていくことを前提に体制を組み、2週間以内に支給するように努力したい」とした。(岡林佐和)