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 新型コロナウイルスの影響で19日に3カ月遅れで開幕するプロ野球は2日、練習試合が無観客で始まった。移動による感染リスクを減らすため、8球団が主に関東圏で、4球団が西日本の球場で行う。16日まで約70試合を予定している。

 DeNA―楽天戦が行われた横浜スタジアム(横浜市)では投手がベンチに戻った際、身体的接触をできるだけ避けるため、ひじでタッチを交わす姿が見られた。日本野球機構(NPB)が作成している試合運用のガイドラインでは、選手らに素手でのハイタッチや握手を控えるよう求めている。

両手を上げて「エアタッチ」

 得点を喜ぶハイタッチは、直接触れ合わず。ベンチ内でも「3密」を回避――。2日に始まったプロ野球の練習試合では、試合中も新型コロナウイルスへの予防策がとられた。

 巨人―西武戦が行われた東京ドーム。菅野から本塁打を放った西武の新戦力スパンジェンバーグは、生還すると、両手を上げながらベンチ前を歩いた。4日前の紅白戦では、この「エアタッチ」に「人生初めての経験で、不思議な感覚」とコメントしていたが、この日は「もう慣れました」。新たな祝福スタイルに、チームも盛り上がっているという。

観客席に「第2ベンチ」

 本拠で楽天と対戦したDeNAでは「第2ベンチ」が出現した。一塁ベンチの座席には、所々に「×印」が貼られ、一定の間隔を保つように促されていた。そのため守備陣がベンチに引き揚げ、攻撃に移る際には、乙坂、柴田、桑原ら控え選手が、右翼ファウルグラウンドにせり出した観客席に移動。マスク姿で客席に座った。

 これらは、日本野球機構(NPB)が作成している試合運用のガイドラインに基づく。ベンチではできるだけ間隔を空けるように求めるほか、試合中につばを吐く行為の禁止や球審のマスク着用などが盛り込まれている。