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 接客を伴うスナックなどでの不安解消に役立ててもらおうと、米沢市内の縫製会社と飲食店が、口元を覆う布製の「フェイスベール」を製作した。客も従業員もお互いに飛沫(ひまつ)がかかりにくく、着けたままで布を少しめくれば飲食できるのが特徴だ。ベールは女性向けだが、男性用も製作したいという。

 市内でラウンジなどを経営する「フェリス」の斎藤則子社長が営業再開時に「お客様とスタッフの安全と安心をどう確保したらいいか」と、縫製会社「おとづき商店」に相談。ベリーダンスのダンサーの口元を覆うベールを参考に製作した。1枚の布で鼻から下を覆う形も検討したが、のれんのように3枚の布を重ね合わせた形にしたという。

 白や黒、青など様々な色のベールを用意。米沢織の布を使ったものもある。ベール両端のゴムを耳にかけてとめるほか、後頭部でひもを結ぶこともできる。

 斎藤社長の店で、女性従業員が試したところ、飲食の度に外すか、ずらす必要があるマスクに比べ、着けたままでも飲食できるのが便利と好評だったという。

 2日にベールをお披露目したおとづき商店の弟月千恵子専務は「夜の店舗の明かりが消えて良いとは思わない。経済を元気にしたい」と話した。市もふるさと納税の返礼品で扱うことを検討している。

 1枚2千~3500円(税別)で、飲食店とつながりが深い米沢酒販協同組合(0238・23・2131)が販売する。(石井力)