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 新型コロナウイルスの早期終息を願い、全国各地で1日夜に花火が打ち上げられたのに合わせ、県内でも青森、むつ、弘前、十和田、八戸の5市6カ所でそれぞれ20~35発の花火があがった。

 新型コロナウイルスの影響で、各地の花火大会の中止が相次ぐなか、花火で元気や希望を届けたいと、全国の若手職人たちが「Cheer up! 花火プロジェクト」を企画。密集を避けるため打ち上げ場所は事前に公開されず、時間も午後8時からの5分程度とされた。

 1日夜、むつ市では35発の花火が打ち上げられ、約100人の市民が間近に見上げた。むつ、青森、弘前の3市4カ所を担当した青森市の丸山銃砲火薬店の今年の花火の受注は、例年に比べて9割減だという。花火師の丸山桂多専務(43)は「一刻も早く元の世の中に戻るようにと思い描き、打ち上げました。今後も厳しい時世は続くでしょうが、来年に向けて邁進(まいしん)したい」と話した。

 十和田、八戸両市で花火を打ち上げたのは十和田市の花火会社「青森花火」。夏場の売り上げが年間の7割を占めるという同社も、今年は花火大会のキャンセルが相次いだ。

 八戸市の会場を担当した花火師でもある同社の野村孝専務(39)は一夜明け、「久々の打ち上げで準備の時からわくわくした。終わって拍手をもらい、元気を届けるはずが、逆にこちらが励まされた」と話した。(伊東大治、武沢昌英)