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 日本三大捕鯨会社の一つだった大洋漁業(現・マルハニチロ)で副社長を務めた中部(なかべ)利三郎氏(1901~70)が、前身の「大洋捕鯨」時代に書き残した南極海捕鯨船団の「漁場日誌」などを収録した本が発刊された。捕鯨の調査研究を続ける下関市職員の岸本充弘さん(54)が8年がかりで編集した貴重な記録だ。

 タイトルは「戦前期南氷洋捕鯨の航跡 マルハ創業者・中部家資料から」。利三郎氏は大洋漁業の創業者・中部幾次郎(いくじろう)氏の三男で、1940(昭和15)年10月~翌年3月、第二日新丸船団の事業部長(後の船団長)として南極海で操業。その様子を詳細につづった日誌が2011年に見つかり、岸本さんが研究論文にまとめた。

 日誌は40年10月10日から始まる。日独伊三国同盟が結ばれた直後で、戦争の足音が近づいていた頃。横浜を出港する際、旧日本海軍の軍艦が停泊していた様子がうかがえる。機雷により商船が爆沈させられたことも記載。プロペラにロープが巻き付き、潜水した乗組員が体調を崩して入院したとの記述もある。

 戦前の日本の南極海捕鯨は、外…

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