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 新型コロナウイルスの感染拡大で4月から休館していた宮城県気仙沼市の震災遺構・伝承館が2日、再び開館した。見学キャンセルは計約4200人に上ったが、休館中に展示をリニューアル。今後に弾みをつけたい構えだ。

 この日の来館者はまばらで、スタッフは手の消毒を促し、検温してから入館してもらっていた。

 4月6日からの休館期間に、予定していたリニューアルを前倒しで実施。かつての市街地の復興の様子をたどった定点観測写真や、沿岸を襲った津波をアニメで見せるデジタル資料、スマートフォンで聞ける音声ガイドなどを整えた。

 佐藤克美館長(52)によると2月以降の見学キャンセルは86件、4245人。「休館中も『いつ開くのか』という問い合わせが多かった。九州の学校から、大阪や東京を避けて東北に修学旅行に行くという打診も来ている。状況を見ながら、慎重に集客に励む」。一方、好評の「語り部」は当面休む。(星乃勇介)