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 新型コロナウイルスの影響で客足が落ち込む群馬県内の観光業界を支援するため、県は2日、県内の宿泊施設に宿泊した県民向けの割引キャンペーンを発表した。宿泊料金6千円以上で1人5千円を割り引く。県が4千円、宿泊施設が1千円を負担する。5日から始める予定で、7月31日の宿泊分まで。総額12億5300万円(30万件分)の予算がなくなり次第、終了する。

 観光魅力創出課によると、利用は県内在住が条件で、宿泊施設で住所がわかる身分証明書を提示する。連泊は3日分までだが、原則何度でも利用できる。対象の宿泊施設は、県と観光3団体が締結したコロナ対応ガイドラインを守り、1千円の負担への同意が条件で、5日以降に順次「ググっとぐんま」の公式サイトに掲載する。700以上の宿泊施設の参加を見込む。

 県の調査では今年3月の県内の宿泊者数は43万人で前年同月比4割超の減少。5月いっぱい休んだ宿泊業者も多く、4~6月の減少幅はさらに広がると見込まれている。県が4月に公表した3~6月のキャンセルは38万5千件で、影響額は40億円超となっている。

 相川章代・課DC推進室長は「自粛疲れのリフレッシュも兼ねて、地域の魅力を再発見してほしい」と話している。

 県はこのキャンペーンの経費を追加した今年度一般会計補正予算案を、開会中の県議会第2回定例会に2日提案した。財源は国の地方創生臨時交付金から充てる。補正後の今年度一般会計総額は7739億3700万円。山本一太知事は「早急な議決をお願いしたい」と述べ、県議会は5月に提案済みの追加補正予算案に先んじて、4日に開く本会議で採決することを2日の議会運営委員会で決めた。(中村瞬)